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2003/12/31 この1年のことを私も少し考えてみたりしたのですが、 あまり自分の思ったとおりにならない1年でしたので、すこしへこみました。 この時期は気持ちを切り替えることがしやすいので、 来年からは心機一転して取り組んでいきたいですね。 なんか歳をとるごとに年末年始も普通の日と変わらないような日になってきつつあるのは少し寂しいですね。 2003/12/24 未完成のまま置いてあった絵を思い切って剥がして新しいキャンバスを張っていたのですが、 途中であきらめてしまった作品のなんと多いことかと自分でも呆れてしまいます。 剥がしたキャンバスに込めた時間と思いはどこに行ってしまうのでしょう。 私自身のなかにいつまで残っているのでしょうか。 新しく張ったキャンバスには同じ運命を辿ってほしくないですね。 2003/12/23 人と人は永遠に分かり合えないものかもしれないとよく思ってしまうのです。 結局生まれたときから人は一人で、死ぬまで一人ですし。 私が何を考えているかわかってくれないし、伝わらないとおもいますし、 他人が何を考えているかも実際わからないです。 作品を作っていて、完全にその作品が解ることなんてないのだろうなと思います。 作っている本人だって解らないところがあるのが常ですから、ましてや他人に解るはずがありません。 でも違っているから面白いともいえるのでしょう。 私の見方とあなたの見方、その両方を受け入れて柔軟に考えて世界を見ることで 日々が楽しくなるのではないかと思います。 2003/12/17 今年最後の発表が終ってふとカレンダーをみると2003年もあと少しです。 今年は前半は作品をたくさん描いた気がしますが、後半になってペースがガタ落ちしました。 枚数描けばいいってものでもないですけど、枚数描かないといいものが出てこないので、 来年はもっと量産していきたいですね。 2003/12/10 このページも最初の頃からするとだいぶいい加減になってきて 更新もあまりせず、つまらないと思います。 ちょうど今くらいが飽きてくる頃なんでしょう。 そのうちやる気が出てくると思います。 しかし、このmemoのページは一言くらいしか書かないのに何ヶ月も書くと 縦に長〜くなってきましたね。 2003/12/02 今回の作品は最初に決めた構図からかなり変更した作品もあり、 なるようになってしまった状態で出すことにしました。 以前と変わってないと言えば変わってないですけどね。 80号2枚、150号1枚、小品2枚を出品します。 2003/11/30 この時期友人や知人が展示している人が多く、行きたい展覧会もたくさんあったのですが、 なかなか行けず部屋に閉じこもっています。 もうちょっと余裕をもって制作すればいいのですが、 展示前にならないと真剣にやらないっていうのははたして画家としてどうなのでしょう? 2003/11/29 今回のグループ展の案内状は、案内状を折る、封筒に入れる、封筒に住所を印刷する、封をする、切手を貼る、 という作業をしなくてはならなかったので展示前に時間がかかってしまい苦労しましたが なんとか出し終えてあとは作品を仕上げるのみです。 (案内状届いていない方、ほしい方はメール下さい) 2003/11/24 私の作品の普通さはとてもいいところだと私自身は思っています。 普通であることは健康であることだと考えています。 2003/11/21 小さい作品をここ2,3日取り掛かっていました。 単純作業を淡々としていたのですが、その作業をするうちに気分が落ち着いてきました。 創造的な時間ではないのかもしれませんが、この時間も私にとって必要なのかもしれません。 ここのところ考えている時間が多く、筆を持っている時間が短い日々でした。 考えて、悩んでも全く先に進まない状態を抜け出すにはとにかくなにか描いてみることで なにかきっかけを与えてくれるかもしれません。 2003/11/15 本来なら3日で仕上がる絵がなぜか40日!!もかかってしまいました。 その時間に比例して作品が良くなったというわけではなく、 緊張感のない作品になってしまったかもしれません。 作品を作っている間の作業的な時間に安心していたようです。 2003/11/08 やる気のないときはやらなければいいと思いますし 明日できるものは明日すればいいでしょう。 でも、こういう考え方だから搬入前にいつも大変なことになってしまいます。 だからそういう事態にならないように今日は制作をしようとおもったのですが、 全くできなかったです・・。 何もしないうちに時間だけ過ぎていってしまいました。 こういう時間はもうしょうがないんであきらめて何もしないのが一番かなとも思います。 考えてみると制作しない日(描きたくない日)って結構あるなぁと思ったのでした。 2003/11/06 人が苦しんでいても自分には何もできないときがあり、そういう時はとてももどかしいです。 ただその人の苦しみを解ってあげることしかできません。 解ったつもりでいても全然わかるものじゃないのかもしれません。 この世界が複雑すぎて、むずかしくて、わけがわからないです。 もっとシンプルにならないものですかね。 2003/10/30 自分がどんな人間なのか、なかなか考えてもわからないのですが、 作品を作ることで自分のことを客観視できることがあります。 制作して作品を見ていると自分を少しだけ知ることができるのです。 客観視をしていると自分の作品でありながらその見ている自分と制作している自分は、別の人物のような気もしてきます。 私は私の中にいる他者にむけて制作しているともいえるかもしれません。 ・・自分自身でその作品と共有できるところもあれば、距離感を感じてしまうこともあるのですが。 2003/10/24 画面に下地のジェッソを塗り、その上に画面の大部分を占める基調となる色を均一に塗ります。 この状態ではまだモチーフはなにも描かれておらず、ただの平面です。 ただの平面ですが、その画面を見ているととても美しくこれ以上何も描く必要はないんじゃないかとさえ思います。 結局考えた絵を描くことになるのですが、描き出すまでに何度も躊躇してしまうこともしばしばです。 私の制作はいつもこのように何も描かれていない画面の美しさを感じてから制作することが多いのです。 2003/10/17 作品を描いていていつまでも仕上がらないときがあります。 作品の大きさに関わらずよく訪れるのです。 完成図のイメージが出来ていない場合がほとんどですが、 イメージが頭の中にあっても上手く行かない時もあります。 イメージがあっても実際にかたちにしたときにイメージ以上のものが出てこないと満足がいかないのでしょう。 画面の表面にはどうしてもこだわってしまうので、完成間際になると細かいことが 気になって、なかなか終らないってこともあります。 時間がない時のほうが小さいことを気にせず一気に作ってしまうので、良いものができそうな気がします。 2003/10/12 なかなか自分の思うとおりにはいかない日ってありますよね。 でも、良いことやうれしいことがある日もありますよね・・。 2003/10/10 夜、駅から家に帰る途中に鳥が飛んでいるのを見つけて、夜なのに鳥がいるなんて珍しいなと思いました。 その鳥は電線に止まりました。 良く見るとフクロウでした。 私の生まれ育ったこの街にフクロウがいるなんて想像もしていませんでした。驚きました。 家に帰って母に報告してみるとフクロウを見るのは縁起がいいとのことでした。 2003/10/08 12月の展覧会が近づいてきてしまったので、何を描くのか決まっていないのですが、 とりあえず木製パネルを注文しました。 現在予定している展覧会はこのグループ展だけです。 少し制作から離れていたので、感覚を取り戻しながら、新鮮な気持ちで集中して描いていきたいです。 2003/09/28 今の季節が1年の中で一番好きな季節です。 金木犀の香りが私は好きで、この一週間くらいは幸せな時間を過ごせそうです。 どこから香りが漂ってくるのかわからないのですが、ふとその香りに包まれて少年だった頃の 思い出が頭の中をよぎる瞬間がなんとも快感でたまりません。 2003/09/26 ものごとには因果というものがあって、いまその原因を考えても解決しないですし、 もどかしいのですが過去に戻ることは絶対に出来ません。 そのときにはなんとも思わなくても、そこから生じた出来事のことを考えると、 そういう運命だったのだと簡単に考えられないこともあるようです。 2003/09/25 音楽を聴きながらいつも電車に乗っています。 音楽を聴きながら移動していると周りの空気も不思議と違うものに感じてきます。 日常の光景をちょっとした非日常に変えてくれます。 2003/09/23 私の師である千住先生の個展のレセプションパーティーが 六本木ヒルズのグランドハイアットで行われたので行ってきました。 多くの有名人も含む豪華なパーティーでした。作品も勿論素晴らしくいいのですが、 私は画家としてそのコンセプトを伝える話術に いつも感心してしまいます。とても判りやすく素晴らしい話なのです。 芸術家はただ描いていればいいってわけではないといつも感じるのです。 人々を啓蒙して芸術を理解させ、生活を豊かにさせる使命を私も意識したほうがいいのかもしれません。 しかし、パーティーは緊張しますし、疲れますね・・。 2003/09/15 群馬県立近代美術館へ行ってきました。私の作品が展示されているのになかなか見に行くことができず、 結局最終日になんとか観ることができました。 ちょっとした旅行気分でした。 私の家の周りには田んぼなどはほとんどないので田園風景が新鮮でした。 展覧会は図録では見ていたのですが、その時にあまり良く作品が見えなかったので、 心配でしたが実際に美術館の空間で見てみると自分が思っていたほど悪くなかったので行ってよかったです。 150号という大きさもアトリエでは異様な感じだったのに美術館ではその大きさがやはり必要で、 無理して制作して良かったです。 2003/09/08 しばらく作品を描けそうにないので、いろいろなお誘いを断りました。 この機会にあらためて私のやるべきことを確認してみようとおもいます。 2003/09/02 体の調子が悪くて寝ている時間が多いのですが、芸術作品は病で苦しんでいる人を救えることなど 出来ないと当然のことを思いました。 2003/08/29 私が作っているものと現代美術で作られているものとの間に大きな隔たりを感じずにはいられません。 絵画は絵画のことだけ考えていれば良いという時代でもありません。 関係はあると思います。 考えていきながら絵画を制作する意味をもっと明確にしたいです。 いま画家はなぜ絵画を描くのかを問われているように感じます。 いま描かなければならないものは必ずあるはずです。 それを発見し勇気を持って描くしかないでしょう。 画家が絵画を制作することにコンプレックスを持ったらそれは情けないことです。 2003/08/25 最近ちょっと暑い日が続いてますね。 昨日私の家の近くではもうトンボが飛んでたりしました。 秋はもうすぐそこまで来ているみたいです。 2003/08/24 作品制作していて、ふと思ったのですけど、私の今の生活スタイルを続けていったら オトナにはなれないだろうと思いました。 考えてみるとあと2ヶ月くらいで28才になります。 ほんとに信じられません・・。 いまだに学生気分が抜けないんですよね。 2003/08/17 8月というのに全然暑くなくて、むしろ寒いくらいに感じてしまいます。 このまま秋になってしまうんですかね。 私はどちらかというと夏よりも秋のほうが好きですけど、それもやっぱり夏の暑さがあってこそ、 秋の涼しさが心地良く感じると思うのですが・・。 やっぱり夏は暑いほうがいいですよね。 2003/08/13 前から観たかった映画を2本観ました。 「リリイ・シュシュのすべて」と「式日」。 「式日」は撮るべきテーマを見失って空しさを感じている男と、明日の来ることを拒み続ける女の一ヶ月の物語です。 いい意味で不思議な作品でした。映画と現実がオーバーラップしました。 最後に流れたCoccoの「Raining」がこの作品にあまりにぴったりでした。 「Raining」は私も好きな曲だったから少し驚きました。 「リリイ・シュシュのすべて」は地方に住む中学生達の行き場のない怒りと孤独を抱えたさまよう魂を痛々しいほどに浮き彫りにした物語です。 観たあとに胸に重いものが残る作品でした。 過激な作品で、観ているのが辛い場面も多いのですが観終わったあとで本当に見てよかったと思いました。 私はいい映画だと思いました。2作とも映像はとても美しいと感じました。 今年観た映画では「tokyo.sora」が最高に良かったんですけど、 この2作も加えてこの3作が今年のベスト3になるでしょう。 2003/08/11 本を何冊も買ったのに途中までしか読んでいません。 テレビも番組の途中でチャンネルを変えてしまいます。 CDは全曲聞かずに曲をどんどん飛ばして聞いてしまいます。 作品を描きだすとお腹が減りすぐに休憩してしまいます。 眠ろうとしましたが眠れません。 1つのことに集中できず、なにかをしているときは別のなにかを考えてしまいます。 すべてが中途半端に思えて嫌になってきちゃいますね。 なにかにのめりこみたいと思うのですが、のめりこめないんですよね。 なんか・・それが悔しいです。 2003/08/10 体重計になんとなくのってみたら、2kgも減っていてびっくりしました。 高校の時からずっと体重変わらなかったんですけどね。 しかも、痩せてしまっているとは・・。 私の場合は痩せたときは野菜を食べると元に戻るっていう、 つまりバランスのとれた食事をすると体重が増えるんですよね。 2003/08/06 最近忙しくていろいろなことを同時に考えなくてはならず、混乱しています。 もともと2つのことを同時に進めていくことは苦手で、1つのことに集中したいのですが、 物事には締め切りが何にでもあるのでやるしかないようです。 忙しくても作品は中途半端なことが出来ないので、今日は製作中の作品に集中します。 2003/08/05 先日友人や知り合いの人などの展覧会がいくつかあったので観てきました。 どの人も大きい作品を展示していたので、なんか私も大きい作品創りたくなってきました。 また、たまに岩絵具で描かれた作品を観ると新鮮に見えます。 やっぱり日本画も気になる今日このごろです。 2003/07/30 FAXが調子悪かったので一週間くらい前に買い換えたんですけど、インクカートリッジがもう無くなりました。 私の家はFAXが多いとはいえ一週間で無くなるなんて・・。 以前は感熱紙に印刷するタイプだったのでこういう心配は無かったのですが、 FAXを売ってそのあとにインクを売って儲けるだなんて。 うー。先が思いやられます。 2003/07/29 最近、音楽のCDいろいろ借りてきて聴いてるんですけど、 音楽のできる人っていいなと思いますね。 無いものねだりですけど、うらやましい。 気に入った曲を見つけるとなんかうれしいです。 因みに制作中は音楽は聴いていません。 2003/07/25 どこにもない、未だかつて見たことのない表現なんてはたしてあるのでしょうか? また誰がそのようなものを必要だと感じているのでしょうか? 私たちの生活に必要なものを求めた結果、今あるものの中にないために、 新しいものが必要になり、新しいものが生まれてくるというのが自然なんだと思います。 2003/07/19 私の住んでいる環境ですと本当に美術に関しての話なんて少ないんですね。 そもそも人にほとんど会っていない気もします。 家族以外の誰とも喋らない日なんていうのもけっこうあったりします。 作品作って発表している時が他者ともっとも関わっている時間だと思います。 作品自体は個人的なものから発生していますけど、その作品がどこかの誰かに 観てもらえて、私と作品を通してコミュニケーション出来たらいいですね。 2003/07/18 昨晩イスに座って作品を眺めていたら作品の裏から小動物の小さい顔が見えました。 去年も出たのですが、今年は今まで見ることがなかったので安心していたのですが・・。 部屋にそれが出ると制作も、その他のことも一切集中できなくなってしまうんです。 粘着式の罠が1つ余っていたので、餌として「うまい棒」(おやつ用)に 粉チーズ(夜食にパスタをいつも食べているので常時おいてある) をふりかけて仕掛けておきました。 次の日にはすぐ捕まっていました。 もう、しばらくは出てこないことを祈ります・・合掌。 2003/07/15 7月の19日まで銀座のギャラリーゴトウで小さい作品を5枚出品しています。 また、7月19日から群馬県立近代美術館で150号の作品2枚出品します。 7月28日から銀座のギャラリーなつかで小品1枚出品します。 以上、宣伝でした。 2003/07/10 私の作品には色はあまり多く使いません。 それは画面をよりシンプルにしたいからですが、モノトーンの作品は実は少ないです。 なんか少しだけ色も使いたくなるんですよね。 色彩を使うことってやはり楽しいですし、気持ちいいです。 2003/07/06 この作品が美術史の中でどんな役割を果たしているか?などということを考えると とたんに何も描けなくなります。 美術史の中では意味のないものかもしれませんが、 この作品は(どの作品も)私にとってはとても重要な作品であるには違いないと思います。 2003/07/01 この時期は朝4時ぐらいからもう外は明るくなり始めます。 明るくなりはじめると、もう朝だから寝なきゃって思って眠ります。 そして昼間暑さで起きます。 2003/06/27 鳥の鳴き声がうるさいなぁと思っていたら庭に巣が作ってあり中に小鳥が数匹いました。 私が近くに行くと親鳥が来たと勘違いして小鳥は口を思いっきり広げて 餌をほしがってピーピー鳴いてにぎやかです。 屋根の下に巣が作ってあるわけではなく、樹の上に作ってあるので、 雨の日などはどうしているのか少し気になります。 2003/06/24 夢の中ではすごい名作何枚も描いている気がします。 夢の中で描いているその名作ををそのまま現実世界で描けたらいいのですけど、思い出せません。 うーん。・・・当然ですよね。 2003/06/23 寝る前にこれから制作する作品のことなどを想像していると、とても良いアイデアが浮かんだりするのですが 次の日になってそのことを描こうとすると、実は大したものではないことが多いです。 次の日になるのが待ちきれず、その場で制作していた作品をを大転換してしまったことがあり、 大失敗してしまったことが何度もあります。 主観だけで制作するとろくなことがないですね。 2003/06/19 日本の芸術文化には闇の世界、または空白の世界が重要な役割を果たしていると思いますが、 私の作品も「空」を描いていながら、「空(くう)」という概念を描いているのだと思います。 私の作品を観ればそんなことは当然すぐに判ることで、あらためてここに書く必要もないのかもしれませんが・・。 2003/06/15 梅雨はあまり好きじゃないです。 雨が降ると家から出たくありません。 そういえば、大学に行っていたときも雨の日は学校を休んでいました。 2003/06/10 何か大切なことを忘れている気がずっと続いています。 それがいったい何なのかいくら思い出そうとしても思い出せません。 2003/06/02 生活していていろいろなことが起きているはずなのに気にもとめず、 ただ漠然となんとなく過ごしてしまいます。 おもしろい事やおもしろい物をたくさん見逃している気がしています。 そういったものにいかに気づくかが、私の制作にとってとても重要なことだと思います。 2003/05/30 なにかこのメモのページに書こうと思い、パソコンに向かって考えていました。 なにも書くものが浮かびませんでした。 結局、なにも浮かばなかったことを、ここに書きました。 2003/05/27 何事にも挑戦してみなくてははじまりません。 ということで、先日ピンクの服を買いました。 2003/05/23 作品を観ていて、この作品は前に観たことあるから観なくていいだろうと思うときと、 前に観たことあるけどまた観たいなと思う作品があります。 コンセプトだけの作品は前者のようなことがよくあります。 私はやはりコンセプトだけではなく、何度観ても面白い作品をつくりたいと思っています。 2003/05/22 人間は不安感や恐怖感を抱かずにはいられない悲しい運命をもっています。 だけどみんながそんな運命なんだと思っているとなんとなく救われる気がします。 2003/05/21 私は形をほとんどデフォルメすることなく、写真の形をそのまま制作に使っています。 スケッチもまったくしなくなりましたし、する理由も今は見つかりません。 私はそんなに上手いほうではなく、しかしヘタウマな絵も描く事が出来ません。 ただ、一応美術大学に行けた程度の上手さはあったので、素人とまではいきません。 形は変えず、色彩もほとんど現実の色を使います。この制作方法だとなんとか自分にもできました。 技術的なことにあまり意識を向けずにテーマを徹底させることができたのは良かったのではないかと思います。 2003/05/14 個展、グループ展と発表が続いたので多くの人と出会えることができました。 発表をしているうちに観ている人の反応がなにかしらあったり、 発表を期待して待っていてくれる人がいると、制作する側としてもやる気が出てきます。 アトリエで孤独に描いているだけではなかなか描き続けることは難しい気がしますし、 私も表現として絵画を制作しようと常に意識しています。 私の作品を少しでも必要としてくれている人がいるのであればこれからも描き続けられる気がしました。 他の誰にも理解されない私だけの孤独な世界に私は行きたくありませんが 一番近い他者は自分自身の中にいると思っているので、やはりこれからも 自分自身の気持ちに正直に、勇気を持って制作していくしかないようです。 2003/05/10 現在開催中のグループ展で1人アメリカの人が参加しているんですけど、その人の作品が一番日本画っぽい モチーフを扱っていました。金屏風に牡丹と菖蒲・・。現代の日本画家にはなかなか描けないモチーフです。 海外の人から見たイメージってやはりそういうものなのでしょう。 その描写がとてもチープに描かれていたのですが、それが逆にリアリティがあるように感じました。 ひねくれた見方で観てしまいました。作者の方、ごめんなさい。 2003/05/05 休日で近くの公園では子供がたくさんきていました。 そこは噴水や川などがあり今日はとても暑かったので子供たちは水浴びをしていました。 すごく楽しそうでした。自分が子供だったときのことを思い出したりしました。 なんか、最近のことのようなずっと昔のことのような気がしました。 2003/05/04 久しぶりに大きな作品を制作しようと思って150号のパネルを2枚購入しました。 2枚で5万円(送料込み)でした・・。このパネルにキャンバスを張るのですが、2枚あるので多分・・ 3万円は超えるでしょう。絵の具も大量に必要でしょう。 展示が終ったあと、どこにこの作品を保管しておけばいいのでしょう? ・・・・・細かいことは気にせずに制作したいと思います。 2003/05/01 絵を描いていて楽しいですか?と問われました。 即座に楽しいですと答えられませんでした。 楽しいことは楽しいのですが、 考えてみると楽しいからという理由だけで描いているわけではなく、悲しいから描いているとか、 悔しいから描いているとか、苦しいから描いているとか・・いろいろあるようです。 つくらなければならない、つくらずにはいられないというなんらかの理由があってつくっているようです。 改めて考えてみると絵を描くって悲しい行為だなぁと思いました。 2003/04/23 以前海外から戻って日本に着いたあと、電車の窓からみた風景がものすごく薄っぺらに見えました。 歴史も味わいも感じられなかったことを記憶しています。 しかしその風景は私にとってとても実感のあるものでした。 2003/04/22 少しでも新しい気分で描けるようにアトリエの掃除と模様替えをしました。 狭いアトリエが少しだけ広くなり、新しい作品を制作する準備ができました。 5月のグループ展の作品がまだ白紙なのでなにを描こうか考えているところです。 一週間しかないのであまり考えてばかりもいられないのですけど・・。 2003/04/20 個展が終了しました。 今回も多くの人に観てもらえました。 来てくれたひとたちとギャラリー山口の山口さん、白川さん、斉藤さんに感謝しています。 本当にありがとうございました。 個展が終ると自分のなかで一区切りついた気がします。 新しい作品を期待して待っていてください。 5月頃に個展の作品をHPに載せることが出来ると思います。 2003/04/17 自分の作品をずっと観ているといろいろなところが気になってきます。 問題も新たに判ってきますし、人の意見も聞きながらじっくり考えることが出来るので 個展はそういったことからもいい機会になりました。 2003/04/12 個展期間中は19日(土)を除いて毎日会場にいる予定です。 作品の発表の前は少し緊張します。 自分でもこの作品たちがはたしていい作品なのかどうか、まだわかりません。 でも、多くの人に観てもらえることを願っています。 2003/04/09 制作は普段は夜しているのですが、夜が明けて朝になったときに外の光を見ると とても美しく感じられます。そのあとに自分の作品を見ると少し落ち込みます。 2003/04/04 桜が咲いているのを見ると咲いているのを見てはじめてそこに桜があったんだって気付きます。 他の花でもそう感じます。 でもしばらく時間がたって花が散ってしまったあとは、そこに桜の花があるっていうこと忘れちゃいます・・・。 2003/04/01 私は戦争が大好きです。殺し合い、万歳です。人が嫌いです。絵も嫌いです。 私が生まれ育ったこの町も嫌い、そして日本も嫌いです。 ・・今日はエイプリルフールです。 2003/03/31 私の描いた風景はどこかで私の見た風景のはずですが、出来上がった作品は私自身見たことがない どこにも存在しない風景になることがあります。 それはとても重要なことのように思えます。 2003/03/26 作品を作っていて完全にイメージできてしまう作品なんてつまらない。 ・・・観ている人もたぶんそうでしょう? 2003/03/25 シンポジウム転位する「日本画」に22,23日に行ってきました。日本画というものにもうこだわらなくなった自分には 絵画全体の問題として考えることが出来ました。私は大学で日本画を専攻し、その後日本画塾に行きましたが、今ではもう 「日本画」と呼べる作品は作っていません。自分でも「絵画」としか思っていません。「日本画」から逃げてしまった私ですが、 問題は何も解決していません。問題は制度や画材などではなく、現代の日本と私自身だと感じました。 シンポジウムではいろいろな話がされていましたがまだ自分では整理されていません。 作家である私はリアリティを求めて制作していくしか今のところないと思っています。 2003/03/21 同じような作品ばかり作っていると飽きてしまいますし、マンネリ化してしまい面白くなくなってしまいます。 以前から私は無理して変わる必要は無いとおもい、自分自身変化は望んでいなかったのですが、 自然と変化していきそうな気がしています。 来月の個展で作品に表れるかどうかわかりませんが、面白い作品が作れたらいいなと思いつつ 現在製作中です。 2003/03/17 時間は正確に進んでいるはずなのに、その時間の経過になぜかわからないがズレを感じます。 ある時から長い時間が経っているはずなのに、その時からまったく変わっていないような感覚に陥っていたりすると とても奇妙な感じがします。そして、そのあと我に返って錯覚だったと気がつき、なぜか悲しい気分になります。 自分の感覚よりも世界がはやく変化しているような気もします。 現実と感覚のギャップがあり、そのズレとストレスも作品をつくるひとつの理由かもしれません。 2003/03/13 真っ白の画面にいざ描こうとすると頭の中も真っ白になってしまって、何にも描けなくなってしまうことがあります。 アイデアやコンセプトなど考えておいて、自信満々で画面にむかいます。しかし、画面に向かったとたんに 何を描いたらよいのかわからなくなります。 2003/03/10 車や電車や飛行機などいろいろな乗り物に乗って、どこかへ移動する時に窓から外の風景をいつも「なんとなく」 見ていました。でもその時間から制作のヒントになるものを見つけることがあり、むかし乗り物に乗るのが嫌いだった私は 最近少し好きになりました。 2003/03/07 梅の花って私は昔から好きなんですけど、特に咲き始めにドキッとします。 色っぽいものを感じます。なんででしょう? 桜や桃の花ももちろん好きですけど、梅が一番ですかね。 家の近くに梅畑があって、花が咲くとなんか昔の記憶や感覚がよみがえってきたりします。 ・・ちなみに梅干しってあまり好きじゃないんですけどね。 2003/03/04 自由であろうとすると、自由でなくてはいけない、他のものと違っていなくてはいけないっていうふうに 考えてしまって、とても不自由です。 2003/03/01 現代は何をしてもゴミが出るようになっていて、ゴミ箱がすぐいっぱいになってしまいます。 物が少なかった時代は今私がゴミと思っているものでも大切にしたことでしょう。 現在のように無駄遣いしたほうが景気がよくなっていいというような社会は 私自身もしっくりこないのですが、なかなか変えることは出来ません。 生活だけじゃなく、価値観が一度変化してしまうとなかなか元に戻ることって難しいことのようです。 2003/02/26 昔の芸術家はよかったなと思うことがあります。昔は宗教と芸術が密接な関係ででキリスト教でも仏教でも 神を描いていればほとんどの人の心は共有できていたと思うのです。現代に大勢の人の気持ちを共有できるものなんて 何があるんでしょうか?価値観が多様になったことは喜ぶべきことだとおもいますが、複雑な気持ちにもなります。 現代に天才がいないということも分かる気がします。 2003/02/25 私の作品はきっと10年後の人が観たら、すごい古い感覚に思われるんだろうなぁと思います。 100年後の人が観たら多分なんでこんなものを描いたのか理解に苦しむだろうと思います。 でも今しか描けないってことかもしれないので、やはりこの作品を描くことは意味があるだろうと思っています。 2003/02/19 私の作品は風景をモチーフにしていますが、ほとんどの作品の場所は日本という設定で描いています。。 よく人に海外の風景に見えると言われます。 日常の中から作品をつくりだしたのですが、現在は日常において日本的なイメージなんてほとんどないというのが 現実のようです。生活からモチーフを探すと必然的に日本ぽくない日本になりました。 2003/02/18 あるコンペで審査員の人がどのような作品を望むか?という質問で次のようにいっていました。 ・つくらなければならない、という内的必然性をもって創造された作品。そして、その内的必然性が感じられる作品。 ・世界の秩序にさざなみを立てる作品。個人のポリティックが作品を通じてパブリックを巻き込んでいくような マイクロポリティックを持ち、その意思を内在させている作品。 ・絶望も含めて、ネガティブな感情を扱っていても、希望に向かっている作品。 ・知的でポエティックな作品。 ・自分自身の表現言語とビジョンをもっている作品。 2003/02/15 普段は一人で制作しているので、ギャラリーや美術館で作品を観たり、作家の人と話をすると とても刺激になります。今日も1日観て回っていたのですが、いい出会いがありました。 2003/02/12 制作中コーヒーばかり飲んでいます。 たまに飲みすぎてお腹こわします。 たまにはお茶やココアにしようと考えています。 2003/02/10 描きたいものを描く。 そんな単純なことがなかなか出来ません・・。 ウソをつかずに描くってことは、自分自身にたいしてもウソをつかないってことだから 大変なのは当たり前ですね・・。 2003/02/09 今日はとてもいい天気でした。 真っ青な空を見ているととても気持ちいい。 でも、同時に何か不安になってくる。 そんなことってありませんか? |